【Blogサーバ構築④】”IPアドレス(or ドメイン名)/wordpress” 表示を ”IPアドレス(or ドメイン名)” 表示にしてすっきりさせる

色々なページのブログの立ち上げ方を見ていると、説明不足だったり情報が古くなっているものもあったので、全10回でブログの立ち上げ方をまとめました。

  1. 【Blogサーバ構築①】Ubuntu MATE 20.04 のSSH接続とファイアウォール設定
  2. 【Blogサーバ構築②】nginxでサーバ化してWordPressをインストール
  3. 【Blogサーバ構築③】WordPressへのログインと初期設定
  4. 【Blogサーバ構築④】”IPアドレス(or ドメイン名)/wordpress” 表示を ”IPアドレス(or ドメイン名)” 表示にしてすっきりさせる ( ← 本記事 )
  5. 【Blogサーバ構築⑤】WordPressアドレスを間違えた時の対応
  6. 【Blogサーバ構築⑥】無料/有料ドメインを取得してみる
  7. 【Blogサーバ構築⑦】DDNSサービスでドメイン名とIPアドレスを紐づける
  8. 【Blogサーバ構築⑧】ルーターのポート開放をして、外部からのアクセスを許可する
  9. 【Blogサーバ構築⑨】WordPress アドレス (URL)をIPアドレスからドメイン名に変更する
  10. 【Blogサーバ構築⑩】Certbotでhttps対応(sslの設定) 

今回のまとめ

IPアドレス/wordpressと入力しないとwordpressで作ったページが表示されない時は、index.phpの場所の変更と編集、wordpress内の「サイトアドレス」の設定を変更することで対応可能です。

IPアドレス/wordpressと打たないとwordpressで設定したページが表示されない

ここまでの作り方だと、ブラウザにサーバーPCのIPアドレスを入れた場合、nginxのようこそページが、IPアドレス/wordpressと入力するとwordpressのindexページが表示されていると思います。IPアドレスのみでwordpressのindexページに遷移するようにします。

サーバ側の設定

wordpressのindex.phpの位置の移動(もしくはコピー)と内容を編集する必要があります。今回はコピーと内容変更で対応します。index.phpは/var/www/html/wordpressにあるので、cpコマンドで一つ上の階層にコピーします。

$ cp /var/www/html/wordpress/index.php /var/www/html/index.php

index.phpの場所が変わっているので中身を編集する必要があり、下記コマンドでindex.phpを開きます。

$ sudo su
# vim /var/www/html/index.php

そして太字部分を追加します。参照先の変更です。

<?php
/**
 * Front to the WordPress application. This file doesn't do anything, but loads
 * wp-blog-header.php which does and tells WordPress to load the theme.
 *
 * @package WordPress
 */

define( 'WP_USE_THEMES', true );

/** Loads the WordPress Environment and Template */
require __DIR__ . '/wordpress/wp-blog-header.php';  
/** ここに/wordpressという記載を追加します。 */

変更して保存したら、念のためnginxのdefaultがnginxのようこそページを参照しないようにしておきます。

サーバのPCにSSH等で接続し、下記コマンドでサイト設定ファイルのdefaultを開きます。

$ sudo su
# vim /etc/nginx/sites-available/default

下記の取り消し線のところ’index.nginx-debian.html’を削除します。

server {
listen 80 default_server;
listen [::]:80 default_server;
root /var/www/html;
index index.php index.html index.htm index.nginx-debian.html;
server_name _;
location / {
try_files $uri $uri/ /index.php?$args; 
}
location ~ .php$ {
include snippets/fastcgi-php.conf;
fastcgi_pass unix:/var/run/php/php7.4-fpm.sock;
}
}

設定ファイルを上書き保存したら、nginxは再起動しておきます。

# service nginx restart

次はwordpressの管理画面からURLを変更します。

WordPressの設定画面からの設定

右側のタブから「設定」->「一般」とクリックし、一般設定画面を表示します。

①はファイルの参照先なので、変更しません。②のところは最初’IPアドレス/wordpress’となっていると思いますが、ここをIPアドレスのみにします。

こうするとブラウザにIPアドレスを入力するだけでWordPressの画面を表示できるかと思います。

お疲れ様でした!