[2022年版] 問い合わせページ等、wordpressのメールアドレスにGmailを使う方法

この記事でやること

  • Contact Form7などで問い合わせフォームを作るとWordPressからメールを送信する必要があります。
  • WordPressからメールを送信する際にGmailを使って送信するように設定する手順です。
  • ブログ用にgmailアドレスを一つ取得しても良いかもしれません。

手順

①GmailをWordpressに設定するためにプラグインをインストール

②GoogleCloudPlatformでGmailのAPIを設定し、サービスの立ち上げ

③プラグインにGmail API情報を記載し、連携する

プラグインのインストール

WP Mail SMTP by WPForms

今回はこちらのWP Mail SMTP by WPFormsを使います。プラグインの新規追加から追加してインストールしましょう。

セットアップ開始

下の図のような画面からセットアップを開始します。セットアップウィザードが自動的に始まらない場合は、プラグインの「一般」タブ内中央あたりに「セットアップウィザードを開始」のボタンあります。

セットアップ開始画面
セットアップが始まらない場合

次のページに遷移すると、まずはどのメーラを使うか聞かれます(下左図)。Gmailを選びましょう。「少ないメールのやり取り向けです」という警告が出るかもしれませんが、無視して進めます。その後下右図の画面に遷移すると思います。ここに記載されているクライアントIDとクライアントシークレットを入れる必要があるので、この二つをこの後取得していきます。

最初の遷移画面

ここでGmailを選んで「次へ」と進むと、Gmailは少ないメールのやり取りむけだよという警告がでるかと思いますが、気にせず進みましょう。

クライアントID等の入力画面

GCPの設定

クライアントIDとクラインアントシークレットを取得するためにはGCPでGmail APIを有効化する必要があります。以下の手順で進めていきます。一回目は煩雑に感じるかもしれませんが、慣れれば10分程度でできます。

  1. GCPにアクセス -> Google Cloud Platform
  2. プロジェクトの作成
  3. Gmail APIの有効化
  4. 認証情報の作成
  5. サービスの公開
  6. クライアントIDとクライアントシークレットの取得

1. GCPにアクセス

 こちらのリンクからアクセスしてください。
 Google Cloud Platform

このようなログイン画面が出て、ログインできるかと思います。

右下の「同意して続行」を押します。

2.プロジェクトの作成

まずは「1.のプロジェクトの選択」を押します。その後、「新しいプロジェクト」を押します。

新しいプロジェクトの入力画面がでてきます。今回は名前を「Gmail-API」にしてみました。「作成」ボタンで作成します。

3.Gmail APIの有効化

プロジェクトを作成したら、このプロジェクトを開いてみましょう。「Cloudの概要」-> 「ダッシュボード」を選択すると、今作成したGmail-APIというプロジェクトがあるので選択します。

Cloudの概要
ダッシュボード

プロジェクトを開いた後はこのような画面になります。

プロジェクト画面

その後、上部の検索BOXにてGmail APIと入力し、APIを検索します。Gmail API Google Enterprise APIというAPIを選択します。

このような画面でAPIの有効化を選択できます。

Gmail API

Gmail APIを有効化するとこのような画面となります。

Gmail API有効化後

4. 認証情報の作成

右上の「認証情報を作成」を押しましょう。

すると、このような画面が出ます。まずはラジオボタンでユーザーデータを選びます。そして、「次へ」を押します。

OAuthの設定に移ります。今回は下記表のとおりに入力しました。適宜変更してください。入力したら次に進みます。

アプリ名For-WordPress
ユーザーサポートメールブログ用のメールアドレス
デベロッパーの連絡先情報ブログ用のメールアドレス

この後に出てくる「スコープ」は省略可能なので、そのまま次へを押します。

そうすると下の画面のようにOAthクライアントの入力になります。下記表のように設定します。

アプリケーションの種類ウェブアプリケーション
名前ウェブクライアント1(※任意です)
承認済みのリダイレクトURI「URIを追加」をクリックし、
https://connect.wpmailsmtp.com/google/
と入力します。

入力して「作成」ボタンを押します。作成完了すると認証情報が表示されます。ここでは「完了」を押して閉じてしまってOKです。

5. サービスの公開

次にサービスの公開をして外部からアクセスできるようにします。
左の項目から「OAuth同意画面」をクリックし、上部の「アプリを公開」ボタンを押します。

本番環境にPushしますか?と聞かれたら、確認を押します(下左図)。公開ステータスが「本番環境」になっていればOKです。

これでWordpress側からGmailAPIにアクセスできるようになりました。

6. クライアントIDとクライアントシークレットの取得

右側のタブから認証情報を選択し、えんぴつマークをクリックします。

すると右側にクライアントIDとクライントシークレットが出てきます。この二つをコピーして最初のWP Mail SMTP by WPFormsのフォームに貼り付けます。

WP Mail SMTP by WPFormsのセットアップの続き

下の図のようにクライアントIDとクライントシークレットを貼り付けます。貼り付けたら「Googleと連携」ボタンを押します。

するとこのアプリはGoogleで確認されていませんと出てきますが、下の「詳細」を押し、その後出てくる「安全でないページに移動」を押して、認証を進めます。

詳細を押さないとリンクが出てこない
安全でないと言われながらも移動

ログインを求められるので「続行」をクリックすると「認証成功」となります。GCPの設定の所で、APIを外部公開していないと、うまく認証されません。

「承認」とでていれば安心です。長かったですね。この後はボタンを押していくだけです。

手順をスキップできるところはスキップしまくって進めましょう。

するとテストメールが自動で送られます。

うまくいっていればテストメールが来ます。「WP Mail SMTP Automatic Email Test」というメールが自分から自分に送信されているはずです。

Test mail が自分から自分に送信されている。よかった。

結構長かったですね。この設定がされていれば問い合わせフォームのメールなどもこのメールが使われるようになります。

今回はここまです。お疲れ様でした。

参考にさせて頂いたサイト

こちらのサイトの情報が古くなっていたので、更新してみました。

WordPressのメール送信にGmail(Gsuite)を使う方法【2020年最新】